浴室に黒カビが出る3つの原因 東京都の調査では79.7%

query_builder 2026/10/23
水まわり
ハウスクリーニングの作業写真

家の中でカビがいちばん出る場所は、浴室です。東京都の調査に数字があります。

東京都が実施したアンケート調査では、過去3年間にカビが生えたことがあると回答した世帯は全体の33.7%(295世帯)でした。
カビが生えたことのある世帯のカビの発生場所は、浴室が79.7%と最も多く、押入れ・洗面所・寝室でも20%を超えていました。

出典:東京都「健康・快適居住環境の指針」指針No.9 室内のカビ対策 https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/hokeniryo/web_bunya3

「カビが生えた世帯のうち79.7%」です。全世帯のうちではありません。ここは分けて読んでください。

原因1 温度が20〜35℃になる

同じ指針に、カビが育つ条件が書かれています。

普段からカビの発生しにくい環境づくりを心掛けましょう。① 温度:20~35℃前後 ② 湿度:70%以上 ③ 栄養源等:手アカなどによる汚れ、石けんのカス、壁紙及び壁紙のノリ、結露した水、加湿器の水等

入浴中の浴室は、この温度のど真ん中です。しかも、入浴が終わったあともしばらく下がりません。

温度は生活の都合で決まるので、ここは動かせません。動かせるのは残りの2つです。

原因2 湿度が70%を超える

浴槽にお湯が張ってあり、床と壁が濡れている状態では、湿度は簡単に70%を超えます。

問題は、そのあとどれくらいで下がるかです。窓が無い浴室で扉を閉めたまま換気扇も回さなければ、朝まで下がりません。1日のうち8時間そのままなら、8時間ぶん育ちます。

原因3 栄養源がある

指針が挙げているのは、手アカなどによる汚れ、石けんのカス、結露した水です。

浴室の床がぬるつく、というのはこれです。体から落ちた皮脂と、石けんの成分が残っています。見た目にきれいでも、膜として残ります。

黒い斑点になるクロカビについては、同じ指針にこうあります。

クロカビ(クラドスポリウム)黒い斑点状のカビ。住宅のいたるところに生え、アレルギーの原因にもなる。浴室やトイレの壁・タイル目地、エアコン・加湿器・洗濯機の内部

出やすい場所として、タイルの目地とエアコン・洗濯機の内部が並んでいます。

出る順番がある

浴室の中でも、出る場所には順番があります。

  1. ゴムパッキンと目地。水が残りやすく、表面に細かい凹凸があります
  2. 床の隅と排水口のまわり。皮脂と石けんカスが溜まります
  3. 天井。見上げないので気づきませんが、胞子はここから落ちます
  4. エプロンの内側。浴槽の側面の板を外した中です。ここは開けないと見えません

3と4は、拭いているつもりでも手が入っていない場所です。天井にカビがあると、床をいくら洗っても落ちてきます。

手が届かない場所

エプロンの内側は、外し方が機種によって違います。無理に引くと爪が折れて戻せなくなります。

追い焚き配管の内側も同じで、外からは見えません。お湯張りのときに黒い粒が浮くなら、そちらの話です。

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