カビが育つのは20〜35℃・湿度70%以上|湿度計を1つ置くところから
条件は3つです
東京都の「健康・快適居住環境の指針」第9号に、カビが育つ条件が書かれています。温度は20〜35℃、湿度は70%以上。これに栄養源が加わります。
温度は、人が過ごしやすい範囲とほぼ重なります。下げるわけにはいきません。栄養源は、皮脂、石けんカス、埃、食品のかすなどで、暮らしていれば出ます。
つまり、こちらで動かせるのは湿度です。同じ指針の第4号には、湿度が60%を超えるとカビやダニが増えやすくなること、加湿するときは必ず湿度を計ってから行うことが書かれています。
まず湿度計を1つ置いてください
湿度は、体感では当てになりません。同じ部屋でも、窓際と壁際で違います。
置く場所は、ふだん人がいる高さです。東京都のリーフレットでは、小さなお子さんがいるご家庭について、温湿度計は赤ちゃんの高さに置くようすすめています。床に近いほど温度が低く、湿度が高くなるためです。
60%を超えさせないためにできること
指針の第8号(結露の防止)に、具体的な数字が並んでいます。
- 入浴後は、換気扇を30分から1時間。窓を開けるなら2〜3時間
- 家具は壁から5cm離す
- 北側の押入れにはスノコを敷く
- 就寝前に5分、窓を開ける
- 結露は拭き取る
第1号(換気)には、対角線上の2か所の窓を開けること、24時間換気は止めないこと、給気口を家具でふさがないことが書かれています。
加湿器は、湿度を計ってから
冬になると加湿器を使いますが、これが湿度を上げすぎる原因になることがあります。
指針の第5号には、加湿器のエアフィルターは2週間に1回、掃除機か中性洗剤でつけ置きすること、始動時にカビのにおいがする場合の注意が書かれています。東京都保健医療局の加湿器についての資料には、水は水道水を使い、毎日入れ替え、ぬめりを取り、使わない時期は乾燥させて保管することが書かれています。
厚生労働省のレジオネラ症に関するQ&Aにも、超音波式の加湿器は毎日水を入れ替えて容器を洗浄するようにとあります。
湿度を下げても落ちないものは
いったん素材に入り込んだものは、湿度を下げても消えません。浴室の目地やコーキング、エアコンの内部がこれにあたります。条件を整えるのは、これ以上増やさないための手当てです。
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